writed by TAKAMIZAWA



     
       

伊藤知香   Chika Ito

伊藤知香は「非の器」と題する陶のオブジェを第1回北関東美術展と東京での個展に出品、それが制作発表の出発点になっています。その後「′衣」のシリーズを展開しました。子供が脱ぎ捨てたジーパンやブーツの陶造形、シャツやブラウスを陶土板にローラーで形押しした作品などです。そして黒釉を基本にした陶レリーフを「日本・ブラジル国際巡回展」などのグループ展で、またアート・イベント「涸沼・土の光景」では、泥漿で裸婦モデルに着衣を塗り描く公開制作。笠間芸術の森公園内「陶の杜のプラットホーム」や、パリ・セーブル陶磁美術館での「日本の陶磁」展に旅行カバンや衣服を配置するなど、陶芸の世界でも異質な制作活動をしています。しかし同時に自然を愛し、山野の植物、中でも花が日常の必須のアイテムで、既成概念に捕われない陶造形を日常に取り込む独自な世界を信条に活動しています。
「旅へ」村松画廊での個展風景

「日常より」シリーズ(2011)
「日常より」シリーズ(2011)

1944年
1972年
1985年
東京都出身 
笠間市に伊藤公象と現伊藤アトリエ設立
アートイベント「涸沼・土の光景」を伊藤公象と企画。参加

●主な個展
1975年
1976年
1978年
1979年
1983年
1983年
1987年
1988年
1990年
1999年
2007年
ギャラリーT(東京)—非の器—
ギャラリーT(東京)—非の器—
青画廊(東京)—陶衣—
青画廊(東京)—陶衣—
西村画廊(東京)—i衣—
パルコギャラリー(東京)—椅子—
「土の小館」展((自宅アトリエ・笠間)—リビングルーム—
村松画廊(東京)—BED— 
村松画廊(東京)—陶板による〃衣〃—
村松画廊(15画廊によるギャラリー・ネット)〃気配・旅〃 
ギャラリー・ア・ルブール(フランス・パリ)

●主なグループ展
1974年
1989年
1989年
1990年
1990年
1996年
1998年
2000年
2005年
2006年
2009年
2009年
2010年

2011年
第1回北関東美術展(栃木県立美術館)第3回展まで出品
現代茨城の美術展(茨城県立近代美術館)
ヨコハマBAY‘90特別美術展(都市の美術館・みなとみらい21地区・ヨコハマ)
あそびのこころ展(世田谷美術館・東京)
土の造形展(栃木県立美術館・宇都宮)
「現代性の条件—いばらきバイアニュアル・ディアロゴス」展(水戸芸術館・水戸)
日本・ブラジル国際巡回展」(ブラジル、サンパウロ美術館他を巡回)
「茨城陶芸の現在」展(茨城県陶芸美術館・笠間)
「日仏現代陶芸交流展(日本—フランス)」(笠間日動美術館)
「陶磁・日本の伝統と前衛」(フランス国立陶磁美術館・パリ) 
「風と土の芸術祭」(会津美里町)に出品参加。
博物館から覚醒するアーティストたち(福島県立博物館) 
福島現代美術ビエンネーレ(福島県文化センター)

「インテリアから日常使いの器まで~伊藤アトリエ」(マイルストーンアートワークス・富山)
「伊藤知香・高見沢美穂」展(銀座松屋)

●その他
2002年
2004年
2006年
笠間芸術の森公園内「陶の杜」に陶造形 『マジシャンクレーのプラットホーム』を設置
笠間市立図書館内に陶造形レリーフを制作
高萩清松高等学校内に陶造形レリーフを制作

また、アトリエを解放した「伊藤アトリエ30周年記念展」を開催するなど、日常と陶造形分野の関連を探っている。

『パブリック・コレクション』
東京都現代美術館
いわき市立美術館


「日常より」シリーズ
「日常より」シリーズ(2011)銀座松屋

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